ポテトエディタ 取り扱い説明書
最終更新日:2024年6月30日
この説明書では、一部にGreenPadのreadme.txtを引用しています。
目次
ポテトエディタとは? | 0101 | |
これは何? | 0102 | |
特徴 | 0103 | |
キーボードショートカット | 0104 | |
導入 | 0201 | |
インストール | 0202 | |
アンインストール | 0203 | |
セキュリティソフトの注意 | 0204 | |
共通設定 | 0301 | |
ファイル・フィルタ | 0302 | |
日時の書式 | 0303 | |
フリーカーソル | 0304 | |
他で更新された時 | 0305 | |
文書タイプ別設定 | 0401 | |
文書タイプ | 0402 | |
レイアウト | 0403 | |
キーワード | 0404 | |
登録 | 0405 | |
レイアウトファイルの作り方 | 0406 | |
キーワードファイルの作り方 | 0407 | |
キーワードファイルの書き方 | 0408 | |
先頭強調 | 0409 | |
検索・置換 | 0501 | |
コマンド | 0502 | |
正規表現 | 0503 | |
\n | 0504 | |
?(控えめ指定子) | 0505 | |
GREP | 0506 | |
罫線モード | 0601 | |
罫線モードとは | 0602 | |
入力補完 | 0701 | |
入力補完とは | 0702 | |
使い方 | 0703 | |
ファイル作成方法 | 0704 | |
さらなる機能 | 0801 | |
コマンドラインオプション | 0802 | |
文字コード番号 | 0803 | |
iniファイル | 0804 |
ポテトエディタとは?
<これは何?>64ビットのWindows10以降で動作する、テキストエディタです。
なるべくシンプルさを心がけ、複雑な設定は排除しながらも、
機能性も心がけたものにしたいと思っています。
ライターさん向けかプログラマーさん向けかで言ったら
プログラマーさん向けです。
<特徴>
・Unicode対応
・プロポーショナルフォントが使える
・キーワード色分けが出来る
・正規表現検索可能
・更新された行を3色で色分け
・フリーカーソルモードが使える
・行頭8桁目までに、指定の文字があった場合、強調
COBOLなどに便利
・罫線が楽に引ける罫線モード搭載
・プログラミングに便利な入力補完機能を搭載
<キーボードショートカット>
メニューから選べないキー割り当ては次の通りです。
Ctrl+↑ | 3行単位で上カーソル移動 |
Ctrl+↓ | 3行単位で下カーソル移動 |
Ctrl+→ | トークン単位で右カーソル移動 |
Ctrl+← | トークン単位で左カーソル移動 |
Ctrl+Home | テキスト先頭へ移動 |
Ctrl+End | テキスト末尾へ移動 |
Shift+変換 | 選択範囲を再変換 |
Ctrl+BS | 確定取消 |
選択した状態で | |
Tab | 行頭タブ挿入 |
Shift+Tab | 行頭タブ削除 |
特殊な状況下で使えるキー割り当ては次の通りです。
●罫線モード
F1 | 太字 |
F2 | 細字 |
F5 | 上書 |
F6 | 挿入 |
F7 | 消去 |
F8 | 移動 |
●設定ダイアログ
F1 | OK |
Esc | キャンセル |
導入
<インストール>インストーラーはありません。
zip形式にて圧縮されています。
ファイルを選択して、右クリックで を実行してください。
フォルダを訊かれますので、「C:\FreeWare\」 などと
適当にフォルダを選択して解凍してください。
<アンインストール>
そのままフォルダを削除すればOKです。
ただし拡張子の関連付けを行った場合は、
レジストリを削除する必要があります。(そういうのを気にする方は…)
残っていても支障はありません。
また、レジストリにはWindowsの重要な設定が書いてありますので
間違えるとWindowsそのものが動かなくなることがあります。
なので、ここではその方法を書きません。
ネットを検索して分かる方のみ行ってください。
<セキュリティソフトの注意>
セキュリティソフトを使っていると、
インストール時に警告等が出る可能性がありますが、
ポテトエディタはウィルスではありません。安心してお使いください。
ポテトエディタの知名度が低いからですな。m(_ _)m
また、Nortonさんを使っていると、保存時に警告が表示され
保存できないときがあります。(「遮断した脅威」と表示。)
これは、
「得体の知れないソフトが勝手にファイルを変更しないように」
というNortonさんの慎重な対応だと思われます。
「詳細を表示」―「プロセスの除外」をクリックしてください。
また、Nortonさんは、プログラムにバグがある場合も
発見してくれます。
その場合は、作者にお知らせくださいませ。
共通設定
<ファイル・フィルタ>メニューの ― で開かれるダイアログに表示する
ファイルの拡張子を記述します。
*.xxx の形式で記述します。
複数ある場合は、セミコロンで区切って記述します。
例)
*.txt;*.cpp;*.h;*.html
<日時の書式>
メニューの ― で、
出力するタイムスタンプの形式を記述します。
[編集]ボタンを押すと、リストボックスから選べます。
「2桁ゼロ」「2桁空白」「1桁」の違いとは?
2桁ゼロ 2桁空白 1桁 "06年02月" " 6年 2月" "6年2月"「日付」の「和暦:元年表記:」とは?
令和1年ではなく、令和元年と
表記するための項目です。
<フリーカーソル>
フリーカーソルは、改行を超えてどこでも
カーソル移動可能な機能です。
もし、改行より右に文字を入力すると、半角空白で満たされます。
[フリー時、タブを挿入する]にチェックが入っていると、
タブを含めた空白になります。
メニューの ― は一時的な設定です。
ポテトエディタを起ち上げ直すと戻ります。
<他で更新された時>
現在、ポテトエディタで編集中のファイルが
別のエディタなどで開かれて、更新された時
通知を受け取るかどうかを設定できます。
文書タイプ別設定
<文書タイプ>メニューの ― の一覧から
項目を選ぶことで、適切な表示形式を選べます。
また、メニューの ― から を選択し
文書タイプの状態を変更することができます。
以下、その設定方法です。
<レイアウト>
レイアウトは、フォントサイズなど見た目に関する設定です。
レイアウトには、"default.lay"というレイアウトファイルが用意されています。
これは、何も設定されていないときに、読み込まれる設定ファイルです。
例えば、ポテトエディタには、*.txtという拡張子用に
レイアウトが関連付けられた文書タイプが用意されていません。
よって、拡張子txtのファイルを開くと、
default.layの値が読まれます。
このように、標準の設定を使いたい場合は
関連付けられた文書タイプを作成しない、
レイアウトファイルを作成しない、又は、ファイルに項目を記述しない
ということになります。
以下、[DLG]でファイルに項目を記述しない方法です。
・文字列、数字を記入する箇所では
未入力にすることで、標準になります。
・チェックボックスは、
あいまい状態にすることで、標準になります。
<キーワード>
キーワードは、プログラミングの強調表示に関する設定です。
if while 等を青く表示するなどのキーワード表示。
/* */ 等を緑色に表示するなどのコメント表示。
先頭8桁目までの文字で、行全体を強調する先頭強調があります。
もちろん、何色かは別途(レイアウトで)指定できます。
<登録>
ここでは、実際に登録しながら、
その使い方を見ていきたいと思います。
[追加]ボタンを押すと、[文書タイプの追加]ダイアログが開きます。
名前に"COBOL"
拡張子に
(cbl|cob)
と入力してください。複数ある場合は、カッコで全体を囲い、縦棒で区切ってください。
[OK]ボタンを押します。
キーワードに"cobol.kwd"を選択してください。
レイアウトに"ポテト.lay"又は"program.lay"を選択してください。
登録は以上です。
<レイアウトファイルの作り方>
レイアウトファイルを追加したい場合は、
"新しいテキストドキュメント"を作成し、
拡張子に lay をつけて type フォルダに置いてください。
メニューの ― の
レイアウト横の [DLG] ボタンを押すとダイアログが開きます。
[OK] ボタンを押せば、適切な形式で保存されます。
項目を省略すると、その項目に関しては default.lay の
内容が読み込まれます。default.lay も無いときは exe 内に
内蔵してあるデフォルトの設定が読み込まれます。
<キーワードファイルの作り方>
キーワードファイルを追加したい場合は、
"新しいテキストドキュメント"を作成し、
拡張子に kwd をつけて type フォルダに置いてください。
メニューの ― ― の
キーワード横の [DLG] ボタンを押すとダイアログが開きます。
[OK] ボタンを押せば、適切な形式で保存されます。
[DLG] ボタンを押せば、簡単に入力できますが、
キーワードの文字列入力だけは、むしろテキストエディタで
行ったほうが便利かもしれません。
その場合、[編集]ボタンを押して直にテキスト入力してください。
そのためのキーワード概略を書いておきます。
1行目: flag |
2行目: ブロックコメント開始A |
3行目: ブロックコメント終了A |
4行目: ラインコメントD |
5行目: ブロックコメント開始B |
6行目: ブロックコメント終了B |
7行目: ラインコメントE |
8行目: ブロックコメント開始C(ブロックBからのネスト) |
9行目: ブロックコメント終了C(ブロックBからのネスト) |
10行目: ラインコメントF |
11行目: コメントの最大トークンの数-1 |
12行目: 先頭強調の桁数 |
13行目: 先頭強調の文字 |
14行目以降: キーワードA |
1行空けて: キーワードB |
1行空けて: キーワードC |
<キーワードファイルの書き方>
キーワード ====================
強調表示したい単語をひたすら書き連ねる
キーワードとして使えるのは、
数字、アルファベット(大小)、下線
からなる単語のみ。border-width とか #include とかはダメ。
__int64 などは可。
コメント ======================
コメント記号としては、
空白文字を除いたASCII文字のみが使える。
ここで、数字、アルファベット(大小)、下線を「文字」と呼ぶことにし
それ以外の - # * 等を「記号」と呼ぶことにします。
「記号」から始まった場合、途中に「文字」と「記号」を
挟むことができますが、
「文字」から始まった場合、途中に「記号」を挟むことはできません。
正しい例
/* rem =begin <comment>
ダメな例(ってこんな言語あるかわかりませんが…)
begin= _*
<先頭強調>
先頭強調はCOBOLのコメントのために考えたものです。
他にも引用符の強調に使えると思ったので、
あえてコメントとはしませんでした。
また、コメントではないので、行全体の色を変えるだけです。
その前後にブロックコメントがあった場合、
コメントが有効となりますのでご注意ください。
例えば
1桁目に > という先頭強調をした場合。
> /* 先頭強調の色だがブロックコメント /* が有効 ABC ブロックコメントの範囲内 */ DEF */ でブロックコメント終了指定方法は、[桁位置]を「1桁目」から「8桁目」までで選んで
文字を指定します。
文字は4文字まで入力できます。その際、4文字の内いずれかがあった場合、
強調されます。
検索・置換
<コマンド>検索・置換ダイアログを開くのは Ctrl+F または Ctrl+H です。
次のアクセラレーターキーが用意されています。
F3 で次(下)への検索が出来ます。
Shift+F3 で前(上)への検索が出来ます。
Ctrl+F3 で次(下)への置換が出来ます。
Shift+Ctrl+F3 で前(上)への置換が出来ます。
<正規表現>
検索には正規表現が使えます。
対応している正規表現は以下のとおりです。
正規表現はこれらのメタ文字を使って、文字を表現します
^ $ . | [] () * + ? \ {}
文字や文字グループを意味するメタ文字 | ||
. | どんな文字でも一文字 | |
a あ | ||
| | 区切られたいずれかの文字 | |
abc|def | abc か def | |
[] | カッコ内のいずれかの文字 | |
[abcd] | a か b か c か d | |
[a-d] | a から d までの文字のいずれか | |
[^a-d] | a から d 以外の文字のいずれか | |
() | グループ化。カッコ内の文字をまとめる | |
Windows(8|10|11) | Windows8 か Windows10 か Windows11 | |
繰り返しを意味するメタ文字 | ||
* | 0回以上 | |
ab* | a や ab や abbbb など | |
+ | 1回以上 | |
ab+ | ab や abbbb など | |
? | 0回か1回 | |
ab? | a か ab | |
{n} | n回 | |
a{2} | aa | |
{n,} | n回以上 | |
a{2,} | aa や aaaaaa | |
{n,m} | n回以上m回以下 | |
a{2,4} | aa か aaa か aaaa | |
? | 控えめ指定子 | |
上記6種の繰り返しの後ろに付ける(詳細は下記) | ||
場所を意味するメタ文字 | ||
^ | 行頭 | |
^[0-9] | 行頭にある数字 | |
$ | 行末 | |
.$ | 行末の何か1文字 | |
エスケープ文字 | ||
\ | メタ文字自体を表現するのに使う | |
dir\\file\.txt | dir\file.txt | |
[] 内では必要ない。ただし、^ や - や ] を表現するのには必要 | ||
その他 | ||
\t | タブ | |
\n | 改行 | |
置き換えのメタ文字 | ||
\w | [a-zA-Z0-9_] | 英数字 |
\W | [^a-zA-Z0-9_] | 英数字以外 |
\d | [0-9] | 数字 |
\D | [^0-9] | 数字以外 |
\s | [\t ] | 空白・タブ |
\S | [^\t ] | 空白・タブ以外 |
<\n>
改行は\nです。(正規表現指定時)
複数行の検索は出来ませんので、検索文字列に含む場合は、
末尾にのみ指定可能です。
置換文字列には、複数個あっても構いません。
<?(控えめ指定子)>
HTMLなどのタグを検索しようとして
<.+> と検索した場合、次の文字列ではどのようにマッチするでしょうか?
<em>テキスト</em>
<em> でしょうか?
<em>テキスト</em> でしょうか?
正解は後者です。
通常の+では欲張り指定となっているため、
出来るだけたくさん一致しようとします。
しかし<.+?>とすると控えめになり
<em>のみに一致します。
<GREP>
"Grep"とは複数のファイルから、検索するシステムです。
"Grep"用のプログラムをインストールしておく必要があります。
メニューの ― の外部Grep欄に
入力しておくことでポテトエディタから起動できます。例として私の環境では
C:\FreeWare\HNXgrep\HNXgrep.exe "%D"となっています。外部ツールの起動時に、
%D は「現在開いているファイルのあるフォルダ」
%F は「現在開いているファイルのフルパス名」
%N は「現在開いているファイルの名前部分」
に置き換わります。ちなみに作者のおすすめGrepプログラムは
HNXgrep (http://hp.vector.co.jp/authors/VA055804/)
です。
罫線モード
<罫線モードとは>日本語IMEを使っている方なら「けいせん」と入力して
変換候補に出てくる ━ を知っているでしょう。
しかし、わざわざ文字を入力して、変換するのは面倒な作業です。
そこで、罫線モードを用意しました。
罫線モードを起動すると、右上にダイアログが出ます。
あとは、カーソルキーを押すだけで、線が引けます。
太線と細線の切替もファンクションキーで出来ます。
F1 : 太線
F2 : 細線
F5 : 上書
F6 : 挿入
F7 : 消去
F8 : 移動
注意として、プロポーショナルフォントでの使用は
難しいかもしれません。
入力補完
<入力補完とは>文字を入力し始めると、リストが出てきて選べるという
あのシステムです。
ポテトエディタでは、半角英数字、下線のみ認識します。
ひらがな等は、MS-IMEやATOKが標準で使えるようになっていますので
そちらで対応してください。
<使い方>
メニューの ― で
入力補完を使うにチェックを入れてください。
必要に応じて自動入力にチェックを入れてください。
後は、使う辞書を選択しなければなりません。
の、入力補完の欄で使う辞書を設定してください。
ポテトエディタでは、"C.cmp"しか用意されていません。
私の力不足です。 m(_ _)m
必要に応じて作成してください。
自動入力にチェックが入っている場合、文字の入力を始めると
自動的にリストボックスが表示されて、選択できるようになります。
Enterキーで決定です。
自動入力でない場合は、Ctrl+Spaceで起動です。
メニューの ― を実行すると
現在、編集中のテキストから、自動的に単語を拾い上げ
辞書に追加してくれます。
<ファイル作成方法>
入力補完で認識できる文字は、半角英数・下線です。
1行1単語で、テキストファイルにひたすら入力していきます。
ただし、テキストには記号も記述できるため
Beep(DWORD Freq, DWORD Duration)
といった説明を付属して記述させることも可能です。
これは、ポテトエディタVer.0.14にあったクイックヒントを
兼ねた技術だと思います。
文字列一覧を入力し終えたら、 ― で、
文字コードを UTF16LE(BOM) 形式にして保存してください。
拡張子は cmp です。
さらなる機能
<コマンドラインオプション>-l : 行番号指定
-c : 文字コード指定
の2つがあります。
potato -l543 -c932 aaaa.txt
で、強制的にShiftJISで、aaaa.txtを開き、
543行目を一番上にした状態で起動します。
potato aaaa.txt -l543 -c932
ではダメです。オプションはファイル名より前に。
potato -l123 aaaa.txt -l456 bbbb.txt
とやって2つのファイルを開くことは可能。
-cの後ろの数字は、下にあげる"文字コード番号"を指定します。
<文字コード番号>
コードページ識別子を記載したMicrosoftホームページを
参考に使ってみてください。
代表的なものは下に記しておきます。
UTF-5は数値が割り振られていないようなので
ポテトエディタで -2 として登録してあります。
その他のUnicodeでBOM有のものは、マイナス値を割り振っています。
SJIS | = 932 | // 日本語1 | (Shift_JIS) |
EucJP | = 51932 | // 日本語2 | (日本語EUC) |
IsoJP | = 50220 | // 日本語3 | (ISO-2022-JP) |
Western | = 1252 | // 欧米 | (Windows1252 > ISO-8859-1) |
UTF5 | = -2 | // Unicode | (UTF-5) : BOM無し |
UTF7 | = 65000 | // Unicode | (UTF-7) : BOM無し |
UTF8 | = -65001 | // Unicode | (UTF-8) : BOM有り |
UTF8N | = 65001 | // Unicode | (UTF-8) : BOM無し |
UTF16b | = -1201 | // Unicode | (UTF-16) : BOM有り BE |
UTF16l | = -1200 | // Unicode | (UTF-16) : BOM有り LE |
UTF16BE | = 1201 | // Unicode | (UTF-16BE) : BOM無し |
UTF16LE | = 1200 | // Unicode | (UTF-16LE) : BOM無し |
UTF32b | = -12001 | // Unicode | (UTF-32) : BOM有り BE |
UTF32l | = -12000 | // Unicode | (UTF-32) : BOM有り LE |
UTF32BE | = 12001 | // Unicode | (UTF-32BE) : BOM無し |
UTF32LE | = 12000 | // Unicode | (UTF-32LE) : BOM無し |
参考(コードページ識別子)
<iniファイル>
設定ダイアログで設定するとここに書き込まれます。
Windowsのごく普通のINIファイル。ANSI-CP (日本ならShift_JIS)+CRLF で
書かねばなりません。例として、次のような感じになります。
[ユーザー名] UndoLimit= // アンドゥ回数制限。-1 なら制限無し TxtFilter= // [開く]ダイアログ用のフィルタ。*.xxx の形で、; で区切ること OpenSame= // 同じウインドウで開くなら1、でなければ0。 CountUni= // 俗に言う半角全角を区別せず、横の桁数を数える GrepExe= // Grep用に使う外部アプリ起動のコマンドを入れる。 MRU= // [最近開いたファイル] に表示する個数。最大20個 MRU#= // [最近開いたファイル] を保存 SearchIgnoreCase= // 検索の時大文字小文字の違いを無視するかどうか SearchRegExp= // 正規表現検索するかどうか NewfileCharset= // 新規作成したファイルの文字コード NewfileLB= // 新規作成したファイルの改行コード NewfileDoctype= // 新規作成したファイルの文書タイプ RememberWindowSize= // ウインドウサイズを再開時に再現するなら1 RememberWindowPos= // ウインドウ位置を再開時に再現するなら1 WndX= WndY= WndW= WndH= WndM= // 記憶されたウインドウサイズや位置 InsertTab,inFreeArea= // キャレットがフリー状態の時に文字入力した際、 // 半角空白ではなくタブを挿入するなら1 PrintMarginLeft= PrintMarginRight= PrintMarginTop= PrintMarginBottom= // 1/100mm単位の印刷余白。例)3mmなら300。 [DocType] 1= 2= // 文書タイプの名前を列挙。連番なら幾つまで並べてもOK [文書タイプ名] Pattern= // この文書タイプを自動適用するファイル名を正規表現で // (ファイル名全体にマッチするように) Keyword= // キーワードファイルの名前 Layout= // レイアウトファイルの名前 AutoCmp= // 入力補完ファイルの名前 //----------------------------------------------------------------ユーザーごとに設定を変えたりしたくない場合は、次のように、
SharedConfigというセクションと、Enable=1 という行を書いておく。
//---------------------------------------------------------------- [SharedConfig] Enable=1 //----------------------------------------------------------------こうすると、設定項目はすべてこのSharedConfigセクションから読み書き
されるようになる。設定済みポテトエディタをiniと合わせて色々な環境へ
持ち運びたいときに便利。